君の名は。
「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」でよく知られるアニメーション界の巨匠、新海誠(しんかいまこと)監督の最新作「君の名は。」
107分というさほど長くない時間ながら、見終わった後の満足感はさすがのものでした。
主人公は瀧くんと三葉。
新海監督は男女2人の視点から描くのが非常に上手ですが、今回は舞台も2つ用意してあります。
一つは瀧くんの住む東京。
もう一つは、方言ですぐにわかりました。「~しやー」「ほやもんで」「~やお」で知られる岐阜県です。
私の地元が岐阜県なので懐かしい気持ちで見てました(^^)
男と女、都会と田舎。しかしそれを一つにつなぐ空と星。
別の世界なのに、何かそれを一つにつなぐものがある。それは細田守監督にも見られる特徴で最近のトレンドのようですね。
もう一つ印象的だった効果は、最後にタイトルをスクリーンいっぱいに映し出す演出です。
細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」や「永遠の0」、「ソラリス」のように時々見られますね。
映画を見る前に知っている情報で最も基本的なことは、映画のタイトルだと思います。
声優や脚本をタイトルより先に知っているという状態はあり得ません。
タイトルの意味が分かっていない状態で映画を堪能した後、ようやく製作者がつけたこの名前の意味が理解でき、満足感が増すという効果です。
しかも今回は、タイトル「君の名は。」の文字が浮かび上がってきて、感情も同時にこみ上げてくる感覚がありました。。。
今年見た映画の中でも個人的にはNo.1の作品でした!
期待を上回る映画です!是非劇場で見てください!