ぐらんぐるめぞんじゃぱん

20代が東京から発信する食・お酒についての関心事。

『君の名は。』大ヒットの秘密はRADWIMPSの音楽にあった

興行収入が200億円を超えて、映画のTOP10にも23週連続でランクインし続けている『君の名は。

 

繊細なアニメーション、複雑に絡み合うストーリー、甘酸っぱい恋模様。

人気に火がつくのは早く、しかも公開してから今もなお人気が持続しています。

 その人気の秘密としてRADWIMPSの楽曲があげられます。

劇中で使われている曲がこちら

夢灯籠

スパークル

「なんでもないや」

前前前世

 

「朝、目が覚めるとなぜか泣いている。」

冒頭は大人からスタートし、二人とも彗星の記憶ある様子。

 

夢灯籠

『ああこのまま僕たちの声が...』

オープニングは夢灯籠

映像として完璧なOP映像が流れます。

歌詞の中でも「消えることない約束」「5次元にからかわれて」という言葉が世界観を表しています。

最後の「君の名を今追いかけるよ」という歌詞が、大人の頃から高校生時代にあった「君の名は。」の本題のエピソードに突入する感じが出ています。

 

そして特徴が、音楽の終わりと同時に無音になるということ。

 

前前前世

二人の身体が入れ替わっていることに気付いてかかる音楽が前前前世

はじまる歌詞が『やっと眼を覚ましたかい』

映画では登場人物たちの会話があるので、歌詞がずっと聞こえるわけではないのですが、あえて聴かせる部分もあります。

それが、『私たち超えれるかな。この先の未来数え切れぬ困難を』です。

実はこの部分、映画のために作られた特別Ver.の歌詞です!

すれ違うけれども、好きという感情がこの曲の歌詞から見えます。

この前前前世とともにダイジェストで時間が経過し、ここでお互いのことをよく知り始めます。

 

そして前前前世のあとはまた無音になります。余韻の時間。

 

スパークル

17歳の三葉から髪結びをもらっていた14歳の瀧くん。

事の真意を知るために三葉が住んでいたと思われる岐阜に向かい、さらにご神体にたどり着く瀧くん。

三葉の名前を次第に忘れていく瀧くん。

『まだこの世界は 僕を飼いならしてたいみたいだ』

スパークルが達観したところからの目線で瀧くんの気持ちを代弁する。

再び聴こえさせたい歌詞が登場します。

『ついに時は来た きのうまでは序章の序章で』

というのは俯瞰したナレーションのようです。

 

転んで倒れて、手のひらの「すき」を見る三葉。

『愛し方さえも 君のにおいがした 歩き方さえも その笑い声がした』

三葉の切なくも瀧に対して愛おしい気持ちが表されています。

 

街に隕石が降り、いよいよ運命の時を迎える場面で

『運命だとか未来とかって 言葉がどれだけ手を

 伸ばそうと届かない 場所で僕ら恋をする』

ここでも遠くを見つめるようなナレーションが入ります。

 

そしてまたしても歌のあとは無音です。

 

なんでもないや

そして最後の大人になったシーンへと移ります。

「ずっと何かを 誰かを 探しているきがする」

冒頭と同じセリフに戻ってきます。

 

歌とともに物語の解決を導く手法です。

歌は「なんでもないや」

『もう少しだけでいい あと少しだけでいい もう少しだけでいいから』

再開したいこれからの期待をこめた気持ち。さらにそうであってほしい聴衆の気持ちも伝わってきます。

 

最後の会話

瀧「俺、君をどこかで...」

三葉「私も!」

 

そして最後にタイトル

君の名は。

とともに

『泣いたりしたそのあとの空は やけに透き通っていたりしたんだ』

改めて「なんでもないや」とともにエンディングを迎えます。

 

君の名は。の音楽

劇中の華やかな音楽はピアノを用いたものなど、軽快な音が印象的でした。

さらに、本作では糸のように時間や絆を紡ぐというのもテーマになっているので弦楽器の登場も自然と多かった気がします。弦の豊かさやピアノの弦打楽器の軽やかさが実は大事な演出だったように感じます。

さらに、ここでRADWIMPSの言葉を持った音楽が加わることでわかりやすく感情が表現されていました。

なんとこのCD、『君の名は。』の特別盤でリリースされるそうです。

「君の名は。」のまとめ。 | RADWIMPS

映画Ver.も入ったこのアルバム、是非お買い求めください!