留学前のするべき準備4つ
留学をしたいなーと思ってる方、もしくは留学をすることが決まっているけど書類などを揃えることで大慌て!実際どんな準備をした方がいいの?という方に向けて、欠かせない留学前の準備4つをまとめました!
事務的なことというよりも、留学を有意義なものにするための心構えです。
①その国・その大学でしか出来ないことを明確にすること
最も重要なことだと思います。
貴重な人生の1年、または半年の期間で、なぜその地に身を投じることにしたのか。
ヨーロッパであれば、なぜドイツにしたのか、フランスにしたのか。
英語圏でも、なぜオーストラリアなのか、アメリカなのか、はたまた別の国なのか。
留学で何がしたくて、何ができるかをはっきりさせておくことは必要ですし、それが留学中の支えにもなってくれます。
②自分自身のことへの理解、日本についてよく知識をつけておくこと
海外に行ってしまえば確実に少数派の民族になります。マイノリティに所属する身として、自己の存在を主張しなければなりません。
必ず、自分自身について聞かれます。どこの国から来て、何を勉強していて、どうしてこの地にいるのかと。
また、日本については本当によく聞かれます。文化や風習についてアンテナを張り巡らせておくこともしておいた方がよいです。
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③日本にいる人とタンデム(語学練習)をすること
タンデムというのはもともと二人乗り自転車(タンデム自転車)が語源となっていて、ドイツ語圏でよく使われる言葉なのですが、一緒に練習すれば語学もすいすいと上達していくというものです。
いきなり異文化に足を踏み入れるわけではなく、練習をできる限りしておいた方がよいです。パートナーは大学だったり、ネットから簡単に探すことができます。
④卒業論文・就職活動への展望を持つこと
①と②では生い立ちから考えて、どんな中学・高校・大学時代を過ごし、現在に至ったのか考えることが必要ですが、④では留学の期間からどう将来に生かすかを見つめることが求められます。
留学して良かったかどうかは、終わってから判断できるものなのでより有意義な未来のために留学中もずっと思考を巡らせることは必要でしょう。
留学して気づいたこと
『言語は性格を制限し、性格は言語を制限する』
私はおしゃべりな性格なのですがウィーンに留学していた当時はドイツ語がうまく話せず引っ込み思案な性格だと思われていました。私自身ももっと話したり冗談を言ったりしたいのにコミュニケーションを取ることに億劫になっている自分が嫌でした。
また逆に、コミュニケーションを取らないと言語がうまくならないということに気付きました。
この言葉から伝えられることは、とにかくアクティブに活動することです。
言語が性格を制限することはまだ仕方ないですが、性格のせいで、自分の行動の範囲のせいで言語能力の向上を妨げてしまうことは非常にもったいないです。
留学前も中も、アクティブにアクティブにいきましょう。
戦争と経済の大事な話
戦争と経済の関係はかなり密接なものがありますが、今回は経済学者の目線から解説してみます。
経済学が戦争を扱った論文として有名なのが、ピグー、ケインズ、ガルブレイス、ポーストです。
戦争の経済的な原因として3つある。
①支配の欲求と利益への欲求
②製造業者・貿易商・金融業者による膨張政策への支持、つまり政治的帝国主義の後押し
③兵器製造業の利益追求
③の「兵器製造業の利益追求」は『軍事ケインズ主義』と言えます。
ケインズ曰く、「市場の失敗を修正するために、国家が介入すべきときがある」と説きましたが、それは公共事業として「軍備拡張」も含まれるということです。
- 2004年に発表されたガルブレイスの『The Economics of Innocent Fraud』
ガルブレイスは、ピグーが指摘した③の「兵器製造業の利益追求」のために、国家は永続的に支出を拡大させ、戦争を商売にするインセンティブがあると考えました。
さらに、ガルブレイスはケインズ主義が軍事支出の増大を招き「軍産複合体」が形成され、それが企業官僚に支えられて独占資本になってしまったと批判しました。
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- 2007年に発表されたポール・ポーストの『戦争の経済学』
ポーストが、アメリカが関わった戦争を詳細に分析することによって見つけた「戦争の鉄則」は4つある。
①戦争前のその国の経済状態
②戦争の場所
③戦争資源・兵士の動員の量
④戦争の期間と費用および資金調達法
①戦争前のその国の経済状態
1つめの鉄則は、「戦争による経済効果が期待できるときとは、そもそものその国が”不況”(デフレ)であることが前提」ということです。
戦争によって政府支出が必然的に増え、GDPが増大します。また、戦費調達のため通貨発行も盛んになるためデフレも脱却できます。これが「軍事ケインズ主義」の示すものです。
②戦争の場所
2つ目の鉄則は、「戦場はなるべく本国から遠いところがいい」ということです。
第2次世界大戦において、国土が戦場になったソ連の被害が一番大きかったのに対してアメリカは本土が戦場にならなかったために生産設備等が生き残り、戦後世界最大の経済大国になりました。
戦争の場所としては、「単に本土を攻撃されないというだけでなく、自国が依存している資源の供給国周辺、および輸送路も戦場にならない」という点も重要です。
③戦争資源・兵士の動員の量
3つ目の鉄則は、「戦争に動員できる労働力がどれだけ余っているか」ということです。
端的に言うと、失業率が高いときほど戦争の経済効果が高いということです。
また、「生産要素としてのインフラと、民間生産力に戦争に向ける余力があるかどうか」というのもポイントです。
時代が下るにしたがって、戦争の経済効果が低減していきます。その理由のひとつが、「労働集約型」の戦争から、ハイテク兵器による「資本集約型」の戦争への変化があるからです。戦争によって失業率を減らす効果の減少だけでなく、「平時の生産能力を戦争に奪われる」というデメリットも出てきたのです。
④戦争の期間と費用および資金調達法
4つ目の鉄則は、「戦争資金の得方は、国債発行・増税・通貨発行・非軍事部門の政府経費節減がある」ということです。
開戦前の経済状況がデフレならば、通貨発行が最も適しています。通貨発行で戦費を調達しつつ、デフレを脱却できるからです。
(※デフレは貨幣通貨量の不足によって起きるからです。)
- 国家が戦争をしない時代
戦争を「損得勘定」、または「一大プロジェクト」として考えたときに、メリットがデメリットを上回らなければ戦争する意味はありません。ポーストによると、アメリカは朝鮮戦争までの戦争には経済的なメリットがあったがそれ以降はあまり儲からない案件となっているそうです。
経済的な損失を考えると「国家間の戦争>内戦>テロ」という不等式が成り立ちます。
木原氏は2009年に、サンドラ、アルス、エンデルスの研究を引用し、「2005年のテロによる全世界のGDP喪失額は194億ドルにすぎず、同年のアメリカの国土安全保障費402億ドルに比べても小さい金額にとどまっている。」と指摘しています。
時代は変わり、これからはテロと経済の相互関係について考えなければならないようです。
植民地を活かすとは
歴史を学ぶ上で欠かせないのが「大航海時代」
ヨーロッパ各国がアジアに進出したことで同時に生まれたのが「搾取の歴史」
日本は免れましたが、多くのアジア国が植民地となりました。
植民地の目的は多くありますが、
①「増加する本国の人口のはけ口」
②「原料の供給地」
③「過剰に生産される製品を売りさばくための市場」
の3つがよく言われるものです。
イギリスの北米植民地は、①と②の意味合いを持っていました。
スペインのメキシコ植民地は銀山開発ということで②、
オランダのインドネシア植民地のゴム栽培は②の意味合いでした。
植民地はイギリスに端を発する重商主義の考え方が大きな支えとなっています。
重商主義とは、国家が社会や経済に介入することを推奨したもので(ただし、公衆衛生や国防への支出は必要)、貿易収支を黒字にすることを最優先する経済政策思想です。
貿易収支に重きを置くヨーロッパにとって、アジア進出による植民地獲得は重要な事柄でした。
しかしながら、植民地が必ずしも支配(=悪)だったという考え方は正しくありません。
植民地をつくる目的は上の3つの通りですが、それがもたらすものは別の話です。
結論から言うと、植民地とは「投資」なのです。
本国からお金を出し、インフラを整え、それまで使われていなかった人的資源を教育によって労働力に変えたり、荒廃地だった土地に設備をつくって生産基地に変えたりしたことは事実です。
「資本と技術の移転」という点で言えば、
イギリスによる北米・豪州への多額の投資は、その後の近代国家への礎となりました。
また、日本の朝鮮・台湾・満州への投資は、搾取よりも本国からの持ち出しの方が多かったようです。
人的資源や施設だけでなく、法や治安を整え、保つことによって人口を増やすことにも成功しました。
これは、植民地の目的が搾取のためで、悪しき歴史だと決めつけることに異を唱える十分な根拠です。
見方をこのようにすれば、現在のビジネスモデルにおける「海外投資」と変わりはありません。
もちろん、イメージのようにオランダ・スペイン・ポルトガルなどのように植民地に大した投資をせずに、搾取ばかりしてきた国もあります。
しかし、それらの国々は結果的に植民地経営に失敗し、国際社会の表舞台から消えていきました。
イギリスやフランスが今も”表”で活躍しているのは、大航海時代の植民地経営の礎があるからと言っても過言ではありません。
植民地というと搾取の象徴のようにレッテルを貼られることがありますが、投資によってその国の価値を高め、近代国家への礎を創ったことは見逃してはいけない事実です。
↑今回参考にさせていただいた本はこちらです。
エビな奴@野猿二郎
野猿による秋の限定二郎シリーズ第3弾!
カリードクロ、たまごかけつけ麵のお次は...
エビな奴!!!!
数量限定の販売で
火~金 夜30食
土 昼夜30食
日 30食
です。
※平日のお昼はありません。
お値段は、
エビな奴 930円
エビな奴つけ麺 1030円
ちなみに過去記事はこちらから!
風邪気味の状況で必要なのは、
①水分
②睡眠
③野菜
④英気を養える食べ物
ということで、二郎食べてよく寝れば治るんじゃないかと思い立ち、さらに限定もやってるということで訪問しました!
しかし、限定30食ともなるとエビな奴にありつけるかどうか不安でした...
なので...
土曜のオープン前から並ぶことに!
オープンは11時。到着の10:45でちょうど30人くらい並んでいました!
(※こちらの野猿二郎は行列に並ぶ前に、食券を買う制度です!)
無事、エビな奴の食券を手に入れ待つこと1時間...
ででーん!!!!
野菜は少な目なものの、にんにくの充実さ、そしてエビの香りがすんごい!!!
つけ麺はこんな感じ
すぐさま一口。
「うっまー!」
思わず目を開いて店主さん見ちゃいました。
想像よりはるかにエビの味がしっかりしてます。エビの身というか、頭やエビ味噌の風味が強いかな。
エビの魚介の香りと、充実のニンニクで「二郎のアヒージョかな?」と思いました笑
これは食が進む、進む。自分史上最速で食べ終えてました。
エビな奴を頼むときは空腹に空腹を重ね、味の濃いものを受け入れる口を作ったほうがいいですね。
野猿二郎だけで横綱!って感じなのに、エビな奴はさらにもう一人来た!って感じです。
限定食で食べれることが幸せなので、ぜひお試しください!!
ちなみに私が行ったときは、オープンしてから1時間以上経ってもまだあったので限定だから売り切れただろうと諦めるのはもったいないです!
悪はなぜ無くならないのか
人気テレビドラマ「勇者ヨシヒコと○○」シリーズ。
第一作は「勇者ヨシヒコと魔王の城」「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」
そして、2016年10月7日(金)から放送が開始された第3弾「勇者ヨシヒコと導かれし七人」
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ストーリーとしては、山田孝之演じる「ヨシヒコ」が仲間とともに人間を苦しめる魔物や悪霊と戦うというものです。
第1作目の「勇者ヨシヒコと魔王の城」では無事?魔王を倒し、第2作目の「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」ではすでに死んでいた勇者たち御一行が仏の力によって復活し、再び現れた悪霊の親玉を倒す使命を与えられます。
第3作目の「勇者ヨシヒコと導かれし七人」でもその傾向は一緒です。
第3作目の1話目で興味深いことを放ちます。
右から2番目の女の子が、なぜ悪は無くならないのかを問います。
一番右の大男曰く、それが世の常だということ。
最後に勇者の言葉で締めくくられるのですが、その言葉は表面だけ捉えればかなり強烈的なものでした。
「悪は認められない。故に必ず根絶やしにする」とのこと。
率直に言うと、違和感を覚えました。
私の結論から言うと『悪を認めないから、悪が無くならない』のだと思います。
人間側の立場になって考えてみます。
魔物に操られる人が出たり、食料が奪われたりと確かに被害に遭っているのは間違いないです。魔物を倒そうとするのは理解できる考え方です。
しかし魔物の立場になって考えてみれば、罪を犯していないものたちまで住処を奪われ存在自体が否定される。
生きるためにしてきた食料の強奪も魔物が悪だと断定されるいいエサになってしまいました。
魔物からしたら、人間こそ悪です。種族で淘汰の対象にされ、悪だと決めつけられ、勇者は「悪を根絶やしにする」と力強く言います。
今回人間にとって大事なことは、魔物がなぜ何度も復活するか、その目的は何かを考えることです。
魔物が現れた=悪であるから倒さなければならない。というロジックにはまるのではなく、魔物は何を求めているか、人間の非はあるのかどうか察することが必要です。
私が途中に述べた『悪を認めないから、悪が無くならない』というのは、人間が悪であることを認めないから、悪(=魔物)が無くならないということです。
よって、勇者ヨシヒコの言葉は間違いであり、納得させられるのは一番右の大男の言葉です。
ただ、このドラマはそんなシリアスなテーマは全くなく、こってこてのギャグドラマです。
勇者ヨシヒコもほんとのところはこんなやつ
というわけで、是非ラフな気持ちで見てください!