麦芽ってなんだ
「麦芽比率1.2倍!」などと使われる麦芽(ばくが)の2文字。
そもそも麦芽って何かご存知ですか?(^^)
麦芽とは...
麦の種子を発芽させ、高温で乾燥させたもの。
ちなみにビールに使われるのは、ほとんどが大麦で、その中でも二条大麦が用いられます。
(大麦の種類は、二条大麦と六条大麦の2種類で、六条大麦は麦茶に使われる)
では、なぜ大麦を発芽させ、麦芽にする必要があるのか。
主な目的は、
「大麦中のデンプンを糖に分解する酵素、またタンパク質をアミノ
酸に分解するための酵素を、大麦中に生成させること」なんです。
ビールには炭酸とアルコールが不可欠です。ここがゴールになりますのでよく覚えておいてくださいね。
まず、大麦の胚乳にはデンプンやタンパク質が蓄えられています。
これを発芽や煮沸によって分解、変性し、酵素によって簡単に分解できるむき出しの状態になるわけです。
同時に、麦を発芽させることにより、デンプンを糖に分解する酵素(アミラーゼ)とタンパク質をアミノ酸に分解する酵素(プロテアーゼ)が生成されます。
アミラーゼのはたらきにより、糖が生成されることを糖化といいます。
ここまでまとめると、
麦芽を作ることによって、2つの酵素(アミラーゼとプロテアーゼ)によって糖とアミノ酸が出来ました!
「ビールには炭酸とアルコールが必要」だと先ほど説明しました。
そのために重要な働きをするのが、酵母です。
ここで糖はお役御免です。
残るアミノ酸ですが、これが酵母の栄養源となり、酵母の増殖と発行を健全に進める役割を果たすのです。
ビールがビールであるために、麦芽は欠かせないものでしたね。
ちなみに麦芽の色がビールの色に大きく影響を与えます。またビールの味や香りも主原料の麦が大切な役割を果たします(^^)
今回参考にさせてもらった資料がこちらです。
ビールのことについてこれからも記載していくつもりなのでよろしくお願いします!
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