ぐらんぐるめぞんじゃぱん

20代が東京から発信する食・お酒についての関心事。

トッピングねぎ+きまぐれたまご(黒胡麻担々風)@野猿二郎

期間限定(?)トッピングでねぎが登場しました!

Twitterには㊙調味料で味付けしてあるという!!

ならば行くしかない、と思い早速お伺いしました。

 

さらに1月20日(金)の本日のきまぐれたまごは「黒胡麻担々風」との知らせなので、同時に頼みました。

 

ちなみに

・ねぎ150円

・きまぐれたまごは100円

です。

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「ネギ」でも「ねぎ」でもなく

ぎ』です。まさかでした。

 

コールは「にんにく・あぶら」で!

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あぶらどかーん!ねぎばっさー!

 

ねぎの㊙調味料はごま油だと思われます!それと少し塩だれ的な味もありました。

ねぎ本来の辛さとごま油のぴりっと感でスープがマイルドに感じられます。

前回、「辛いんじゃねー⤴髑髏」を食べたときには、豚がとっても甘く、もしかしたらバター?のような優しい味がしたのですが、今回はそんなことありませんでした。

 

そしてきまぐれたまごは中身が半熟!香りが本当によくって、美味でした!

 

ねぎのトッピング、とっても美味しいのですが、思ったよりもあごを使いますね(^-^;

もやしやキャベツ、麺のようにはすぐに噛み切れないので最後の方になってくると結構厄介な相手です...

 

ともあれ、とっても美味しいので一度お試しください!

カップラーメンと白米で美味しく食べる方法

料理をするのが面倒な時、量を食したい時...

そんな時にぴったりなのが、「カップラーメン」と「白いご飯」‼

 

ラーメン片手にご飯を食べるのも良いですが、ひと手間加えてもっとおいしくしてみませんか?(^^)

 

1、スープを使って雑炊風に!

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材料:ラーメンのスープ、卵1個

1.麺を食べ終わって残ったスープを小さめの鍋に。

2.少量の水を加え、醤油や塩コショウで味を整えます。

3.ご飯を入れてひと煮立ちさせ、溶いた卵を回し掛け。

手間もかけずに出汁が十分出た雑炊が完成です!

 

おすすめラーメン:もやし味噌ラーメン、家系ラーメン

 

2、スープを使って、あんかけに!

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材料:ラーメンのスープ、片栗粉

1.麺を食べ終わって残ったスープを小さめの鍋(もしくはフライパン)に。

2.火を入れ、醤油や塩コショウで味を調えます。

3.水溶き片栗粉を一回しで入れて、好きな程度にとろみをつけます。

4.あたたかいご飯の上にかけて完成!

(5.お好みで豆腐などを入れても)

おすすめラーメン:豚キムチラーメン、味噌ラーメン

 

3、麺を砕いてチャーハン風に!

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材料:ラーメン丸ごと、卵

1.麺をくだく。

2.カップ麺の1/3まで水を入れて、水分を吸わせる。

3.卵を溶いて熱したフライパンにいれご飯も投入。

4.卵と絡まったところでカップ麺を投入。

(5.お好みでネギなど入れても)

6.形を整えて完成!

おすすめラーメン:豚キムチラーメン、SiOラーメン、

 

 

いかがでしょうか?

どちらもほんのひと手間を加えるだけで立派な料理になります!

是非お試しください!

金本位制が戦争を起こした?

金本位制は1816年にイギリスで整えられ(日本では1897年に明治政府が金本位制を採用)、その内容というのは保有している金の量によって発行する紙幣が限られるとのことです。

逆に言えば、紙幣を発行したくてもそれに相当する金を保有していなければ、発行できません。

 

金本位制とは簡単に言うとデフレ政策です。

 

貨幣量が増えて、物価が上がることはインフレ。

金本位制保有している金によって発行する紙幣が限られ、すると物価にも制限がかかってしまうのでデフレ政策というわけです。

 

金本位制のデメリット

金本位制システムの最大の欠陥は、金は金山が発掘されない限りその量が増えないということです。逆に、人間の作る製造品などの財・サービスは金山の発見に関わらず高スピードで発展していきます。

この状態が続けば、人間の作る財・サービスよりも、金の価値が高くなってしまいます。金山に埋まっているただの金と人間が汗水流して働く商品のどちらが高い価値を持つべきでしょうか。

 

恐慌が起きると金本位制では立ち行かなくなります。

なぜなら、恐慌下では物価の下落が起き、本来デフレ下では貨幣の供給量を増やして改善をはかるべきなのに金本位制ではそれが出来ないからです。

戦争でも同様です。戦争には莫大な資金が必要ですが、資金を手に入れるためには金本位制の発行紙幣の制限ではどうにも出来ません。

 

金本位制の歴史 

ここで金本位制採用と離脱の歴史を見てみます。

イギリス

1816年

金本位制採用

 

1914

世界大戦により金本位制離脱

 

1925年

金本位制復帰

 

1931

恐慌により金本位制再離脱


日本

1897年

日清戦争の賠償金を元手に金本位制採用

 

1914

世界大戦により金本位制離脱

 

1930年

金本位制復帰

 

1931

恐慌により金本位制再離脱

 こうして見てみると日本とイギリスの金本位制の歴史が酷似していることが分かります。

 

1900年に確立された国際的な金本位制度ですが、1935年までにほとんどの国が金本位制を離脱しています。しかも、恐慌時には早く離脱した国ほど早く経済が回復しています。

これは元FRB議長のバーナンキや「伝説の教授に学べ!本当の経済学が分かる本」(浜田宏一ら著)からも指摘されています。

 

金本位制の正体

ここまで見てきたように金本位制はデフレを誘発し不況を誘います。そして恐慌になると各国はこぞって金本位制を離脱します。

ここまで各国が金本位制にこだわってしまうのは、「富の源泉が存在する」という信条と世界の覇権を一時的に手に入れたイギリスを知っていたからでしょう。

続いたWWⅠとWWⅡはまさに経済状況の悪化から発生した戦争だと言え、それはいわば金本位制が導き出したものだと言えます。

上念司氏の言葉を借りて、「経済状況が健全でない時には、ヒトは過激な思想に惹かれてしまう」ことが戦争に導いた大きな要因ではないでしょうか。

 

マンキューにとってドラマ『逃げ恥』はどう見えるのか

火曜10:00~放送されていて、絶大な人気の『逃げるは恥だが役に立つ

新垣結衣星野源のW主演で、さらにエンディングの「逃げ恥ダンス」が可愛すぎると話題になっています。

ちなみにドラマ名の「逃げるは恥だが役に立つ」はハンガリーのことわざだそう。

第2話でタイトル回収がされ、その心は「逃げたって構わない。生きることの方が大切で、その点においてはその決断に対して異論も反対も認めない。」とのことらしいです。

 

さて、ドラマの内容は偽装結婚(=賃金の発生する結婚)ということなのですが、これを経済学者のグレゴリー・マンキューの言葉を借りながら考えてみます。

 

偽装結婚GDPを増やす⁉

GDP(gross domestic product)とは国内総生産のことで、「一定期間において、一国内で生産されるすべての最終的な財・サービスの市場価値」です。

ここで留意すべきなのは2点。

まず、三面等価の原則です。経済学では生産・消費・支出は同額だということです。

2点目に、財のみならずサービスもGDPに含まれるということです。

サービスのことを生産というと分かりづらいですが、賃金をもらうとなればその分支出する人がいるというわけで、三面等価の原則から言えば十分GDPだと認識できるわけです。

つまり、家事代行サービスというのは賃金をもらっている以上、立派な産業の一部であり、GDPの構成要素と言えます。

 

しかし...ここからが重要なのですが

もし、大きな庭を持つ太郎さんがいて、その手入れの面倒さから庭の手入れを近くに住む洋子さんに依頼したとします。洋子さんもただではやりたくないので、対価を太郎さんから提示されることで依頼を引き受けることになります。

その時、賃金の支払いが発生し、つまりサービスが生産されてGDPに加算されます。

ところが、太郎さんと洋子さんがこれをきっかけに結婚して、洋子さんが(もしくは共同で)庭の手入れをするとなれば話は大きく変わります。

結婚して賃金の発生しなくなった庭の手入れはもはや生産されたサービスではなく、GDPの構成要素では無くなりました。

 

つまり、「逃げ恥」で言えば、みくり(新垣結衣)と津崎さん(星野源)が本当の意味で結婚してしまえば、家事代行サービスによるGDPへの加算は無くなります。

しかし、この偽装結婚は賃金の発生する契約結婚なのでまだGDPの一部として(理論上は)加算されるのです。

 

比較優位の原理に当てはまる?

比較優位の原理とはリカードが残したもので、平たく言えば各々は得意分野に取り組めばいいというものです。

これは自由貿易を進めるために論じたもので、例えば日本は車を作ってアメリカは牛肉を生産して交換した方がうまくいくとのことです。

 

現代には、サッカー界にクリスティアーノ・ロナウドがいて彼は素晴らしいプレイヤーとして有名ですが、同時に広大な家と土地を持っています。

大きな家を隅々まで掃除するのにおそらく想像しがたい時間が使われるのでしょうが、彼がすべてを掃除するわけではありません。

なぜならば、彼の本業はサッカーであり、試合や練習、もしくはタレント業として広告に使われた方が儲かるからです。ここで彼は家の掃除に使う3時間を、100万円に変えたわけです*。

(*数字は仮のものです)

 

ここで再び家事代行サービスの話ですが、クリスティアーノ・ロナウドが家政婦を雇い3時間3万円で賃金を設定したならば、彼は報酬の出ない3時間の掃除の代わりに97万円を儲けたことになり、また家政婦は時給1万円の仕事を手に入れたことになります。

つまり双方が得をしています。

 

「逃げ恥」では、SEの津崎さんは家事が苦手で他の人より多くの時間を浪費していました。もし、この家事にかける時間を仕事やアイディアに回すことが出来ればより多い給料を稼いでいたかもしれません。

みくりは家事が得意で、しかもリストラ後だったので職を探していました。

適材適所というのは便利な言葉ですが、得意分野に専念することでより大きな利益を得る。

比較優位の原理が「逃げ恥」で十分説明できまし、とても良い状況です。おそらく天国のリカードも微笑んでいることでしょう。

 

まとめ

ドラマとしてかなり面白いですが、おそらくマンキューが見ていても(興奮どころは違えど)相当面白がって見てくれたと思います。

DVD欲しい...

 

活発な経済のために

今回の議論はリチャード・カンティロンの『商業試論』(名古屋大学出版会、1992年)を受けてである。

 

まず、経済活動を活発な状態に保つための経済的環境を論じる前に欠かせない前提がある。それは、「貨幣量の増加は消費の増加を生み、価格の高騰を引き起こす」というものである。

 

貨幣量が増えるには2種類の方法がある。まず一つ目に、金山や銀山の発掘によるものである。この場合、先に述べた前提により、多くの国民が流出する事態が発生する。二つ目に諸外国との貿易差額によるものであるが、こちらの場合では恒常的に大多数の住民が国内に流入する。しかし年々恒常的にこの差額で貨幣の著しい増加があるならば、それは金山・銀山の発掘と同じ結果をもたらす。それでも、消費が増えると輸入も同時に増えるのでこの差額は減ずることが一般的である。

 

この貿易差額による貨幣の増大は極めて重要である。なぜなら、諸国家の相対的富は国が主として保有する貨幣の量にあるからである。貿易差額を有利に保つためには輸出品の定評や海運の良さは欠かせない。しかし繰り返しになるが、貨幣の増大は価格の高騰を生み出し、国にとって危険な状態をもたらしうる。そこで、国は貨幣を引き揚げ、流通の外に置いて保管するべきであり、そのための目安として「地主たちとの賃貸契約と地代」を判断基準にするとよい。

 

 さて、豊富な貨幣量の保有が近隣諸国に対して有利になる根拠であるが、以下の二つに分けられる。一つ目に人件費があげられる。人件費の高さは流通している貨幣と相関関係がある。二つ目に、国家の収入として大きな金額が集まるからである。仮に敵対している二人の君主がいて、一方は多くの貨幣を持っており、もう一方は、貨幣は持っていないが敵の貨幣全部の2倍以上の価値のある領地を持っているとすれば、有利なのは前者である。土地の譲与は異議申し立てや取り消しを受けやすい、いわばリスク付きのものに対して、貨幣はこの上なく安心だからである。

 

 ここで、貨幣量を増やすもう二つの方法を提示する。それは、企業者や個人が利子を払うことを条件に外国の取引先から貨幣を借り入れるか、外国の個人が株や公債を買うために、彼らの貨幣をその国に送ってくる場合である。この場合によって、企業者たちは利益を期待して製造所を作り、消費の増大によって国家はより多くの消費税を受け取ることになる。しかしながら、一時的に利益をもたらすものの、その結果はやっかいで不利なものとなる。まず、毎年の利子の支払いである。さらにもっと厄介なのは外国人の意のままにされることである。彼らが貸付をやめようと思えば、たちまち国家は困窮に陥り、一度国が衰退するとその後の借り入れは信用の関係で困難なものになるからである。やはり、現金の量を増やすには貿易差額でしかない。

 

 現金量の増加以外に、一国において有益であり、かつ必要なものがある。それは金利である。利子は信用と危険によって定められるものだが、高利の場合でもそれらは有益であるとされている。もともと資金が無く企業者として生きていく術が無かったとしても、借り入れによって従属者の立場から主人として流通に参加できるのである。

 

 最後に経済的環境について別の視点から言及する。その視点とは、戦争と貨幣の関係である。先ほどのトピックであった利子に関して言えば、戦争には巨額の出費を行う時に利子の価格は上がる。軍需物資を供給する多数の企業の進出と、増大によって借り手が増えるという理由と、戦争状態である危険性からである。外国から資金を調達した時には、以前に述べたように、やがて外国の意のままにされる可能性がある。また、暴力によって現金を増やす方法も、ローマ帝国の例を見ればわかるように必ず衰退の道を辿るのである。

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