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モダンタイムス

ジャンルを①食事②社会問題③書籍紹介④旅行に分けた、不定期更新ブログです。

就活生から見る、映画『何者』

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2016年10月15日公開の映画『何者』

豪華6人の主要キャストとともに繰り広げられる「就活」をもとにした映画です。

今年就活をしていたこともあり、気になる映画だったので見てきました。

スーツを着ていた菅田将暉は1UPのCMにしか見えませんでした。

 

まず、キャスト紹介です。

二宮拓人/佐藤健

神谷光太郎/菅田将暉

田名部瑞月/有村架純

小早川理香/二階堂ふみ

宮本隆良/岡田将生

サワ先輩/山田孝之

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性格も環境も違うキャラクター

主人公は佐藤健。分析力の優れた学生です。

リアルな世界と向き合わなければならない有村架純、バンドの元ボーカルで明るく要領の良い菅田将暉

留学経験もあり仕切り役の二階堂ふみ、就活に反抗し個の能力で勝負すると自身満々の岡田将生

そして、なんでもお見通しといったような頼りになる先輩の山田孝之

一人ひとりの個性も思想も強いので、彼らが湘南美容外科クリニックのドクターだったとしても「好きな言葉は〇〇です!」で被らなさそう。

http://p.twpl.jp/show/large/CKAlO

 

 SNSの使い方がリアル

LINEのやり取りがあるあるです。相手が既読になっているのに連続でメッセージを送ったり、LINE上で喧嘩して仲たがいしたりと、面と向かっていないが故に起こる衝突が丁寧に描かれています。

 

そして、Twitterの使い方。

相手を目の前にしてその人のTwitterを見たり、普通に話しているようで実はツイートしていたり。

さらにはみんなの知らないもう一つのTwitterアカウントを持っていて、かなりブラックなことを吐いていたり。リアルなことをぶつける場としてTwitterが気持ち悪いほど、そのありのまま表現されています。

ちなみに私はTwitterのアカウントを持っていますが、二郎の情報収集にしか利用していません。

実はこのタイトルの『何者』にはよく見ると下に「n@nimono」とアルファベットで並んでいます。この@はTwitterのアドレス前に表示されるものを表現しているのではないでしょうか。

二階堂ふみが劇中で言っていた、「メールアドレスからTwitterのアカウントを特定できる」という言葉からそう考えました。

最後の最後までこのTwitterは映画で重要な役割を果たします!!

映画タイトルの伏線回収はここがミソです。

 

印象的な音楽

映画を見終わった後も、音が耳に、というか頭に残っていました。

正直この映画は明るいものじゃありません。見た後もぼーっとしてしまうような心の奪われ方をする映画です。

その頭に残っていた音というのは、バスドラが細かく叩かれる音やピアノの低音がどっしりと鳴り響く感じ。

常に低音が鳴っていたので、バロック音楽通奏低音という言葉が当てはまります。

まるで不安という伴奏の上に、日常という和音が成立しているよう。

やがてその和音が不協和音だったということに気付くのは映画のラストになってからです。楽しみにしていてください。

 

演劇もまたキーワードなので、映画というよりは演劇音楽かな?と思われるような演出もありました。

そして何より印象に残った音は、スマホで文字を打つ音です。ほとんどの人が消しているであろうキーボード入力音です。

効果音でこれを使うかーと唸ったのですが、やはりTwitterをメインに出してくる映画なだけありますね。

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映画『何者』の伝えたかったもの

少なくとも、我々のイメージする「就活」を肯定するものではないかと思います。

真に迫るシーンだったのが、開始60分の場面。

就活生に1分で自己アピールを求め、まるでマニュアルのように「自分」について話し始めます。あまり、見ていて気持ちいいものではないのですが、そう見せているのでしょう。

その直後には、演劇団員たちに同じく自己アピールを求め、彼らがそれぞれの思いを語る場面です。本気で語り、涙を流しながら自分を訴えかける姿には、これがこの映画の見せたかったものかと感じました。

途中、佐藤健の放った「人の頭で考えたものはすべて名作」というものは名言です。

また、有村架純の「100点じゃなくていい。10点で20点でも出せる分出しなよ!」というのも同様ですが、現実と向き合うことを訴えているメッセージでしょう。

 

また、菅田将暉の言う「内定というのは存在の肯定のように見えるが違う。就活には結局のところ得手不得手がある」という言葉からは、就活がスキルの証明で、ベースとなっている社会に疑問を呈しています。

 

まとめ

この6人の登場人物に自分を重ねてしまいます。全く同じ‼ということはあり得ませんが、どこか合計してみたりぼんやりと型にはめ込んでみると、映画の中で「私だったらこういうドラマになる」と想像しますね。

余談ですが、このレビューの中で一番気に入っているのは、「まるで不安という伴奏の上に、日常という和音が成立しているよう。」というフレーズです。

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最後に

有村架純が可愛すぎました。

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