日常生活のドイツ語。Du oder Sie?
新しく言語を学ぶ方でドイツ語を選択する方が多くなったきている気がします。
そんな中、ドイツ語初心者でわからないのがduとSieの使い分け!
日本語とは少し違う、この2人称の使い分けを説明します!
duとSieは精神的な距離を表す?
日本語において、年上の人や先輩にあたる人に対しては敬語というのがマナーですが、ドイツ語において敬語を使う相手は必ずしも年上というわけではありません。
重要なのは、「どれだけ親しいか、もしくはどれだけこれから親しくなるつもりか」つまり「精神的な距離」です。
同僚には基本duで会話する
大学生であれば、先輩も後輩も関係なくduで話します。同じコミュニティに所属しているかが大事な点です!
私がウィーンで所属していたオーケストラでも、年上であろうがなかろうがduで話していました。
聞いた話では、会社でもよほどの差がない限りduで会話をするようです。
お酒を飲んでいるときはduを使っていい?
基本として目上の方にはSieを使うべきですが、お酒を片手のときはduを使っていいのがルールです。むしろ使わない方が失礼にあたる場合もあります。
教授など普段Sieで話さなければいけない人たちへもduへと変わるのは面白いですね!
もちろん、お店で隣に座った年上の方にもお互いが飲んでいれば大抵の場合はduで話して大丈夫です。初対面の場合でも、これから仲良くなろうという気が表されることもあります。
注意ですが、喫茶店の場合と飲み屋の場合は別ですので「お酒」があるかどうかはかなり重要です。
ここで分かるのが、お酒は「精神的な距離」をぐっと縮め、その結果duで話しかけていいということです。
お酒が人に話しかけやすくさせてくれますし、それはたばこでも同様のことです。
道で話しかけるときはどうする?
基本Sieで話しかけるべきでしょう。それで不快になる人はまずいません。
ただウィーンで私の友人は、道を聞くときによくduで話しかけていました。
「精神的な距離」と先ほど表現しましたが、これは言い換えれば「馴れ馴れしさ」かもしれません。
私の友人のその彼はかなり図太い精神の持ち主だったので...
神に対してはdu oder Sie?
さて、ここでクイズですが...
神に対して、ドイツ語ではduとSieのどちらで表現されるでしょう?
正解は...
duなんですね。
なぜかというと、これも「精神的な距離」が答えに関する重要キーワードです。
神はどこにいるか、それは心の中にいるんです。よって、心の支柱である神との「精神的な距離」はゼロ。
というわけで距離が全くないので、duを使うべきだということですね。
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まとめ
実際に使うのは緊張しますし、相手に不快に思わせてしまうのではないかとリスクもありますよね。
確実に分かる場合はきちんと使い分け、不安な場合は
最初Sieで話しかけ、様子を見てDarf ich (Ihnen) du sagen?と聞いてみるのが良いでしょう!
Ja, sicher!などと返してくれれば、duで話しかけることができます。